2014年06月13日
昭電の植物工場ユニット、天童市の大型植物工場に採用
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:昭和電工
植物工場ユニット「SHIGYOユニット」

昭和電工は13日、植物工場ユニット「SHIGYO(執行)ユニット」が、山形県の事業会社、遠藤商事(本社:山形市穂積、遠藤靖彦社長)が運営する天童市の大規模植物工場に採用されたと発表した。

独自開発した高速栽培技術「SHIGYO法」と、同技術の効果を最大限に生かすLED照明、アルミニウム製栽培棚など、野菜栽培に必要な設備をパッケージにした植物工場システムを総額約2億円で受注した。

栽培面積は約2,000平方メートル。主にレタスなどの葉もの野菜を栽培する。日産約4,000株。
工場は今年9月に竣工し、10月に操業開始の予定。

「SHIGYO法」とは、昭和電工と山口大学が共同開発した栽培技術で、植物の品種や生育時期に合わせて光の波長や強度を最適条件で照射し光合成を促す高速栽培法。照明には独自の青色LEDを採用、蛍光灯などに比べて発熱量が少なく、空調などのエネルギーコストが抑えられる。養液(液体肥料)は自動循環式。完全閉鎖型のため菌や害虫の侵入を防ぐことができるーなどの特徴を持つ。

なお、昭和電工では実証実験用の「SHIGYOユニット」を、6月18~20日に東京ビックサイトで開催される「スマートコミュニティジャパン 2014 農業ビジネスソリューション展」に出展する。