2014年06月16日
三井化学、「触媒科学賞」に米ディーン・トーステ教授
【カテゴリー】:経営(新製品/新技術)
【関連企業・団体】:三井化学

三井化学は16日、2014年の「三井化学 触媒科学賞」に米国カリフォルニア大学バークレー校のF・ディーン・トーステ教授、「同奨励賞」に南洋理工大学の千葉俊介准教授と、微生物化学研究所の熊谷直哉主任研究員の両氏に決まったと発表した。賞金額は触媒科学賞 500万円、同奨励賞 各100万円。

F・ディーン・トーステ(F.Dean Toste)氏は1971年生まれ。高原子価金属酸化物や不斉対アニオン等による革新的触媒の開発に先駆的役割りを果たした。発酵と金属触媒系を組み合わせたバイオマス燃料や化学物質の合成研究でも知られる。今回の受賞テーマは「有機合成に向けた新コンセプトおよび新触媒の導入:均一系金触媒および不斉対アニオン触媒を含む触媒反応開発」。

千葉俊介氏は1978年生まれ。「含窒素複素環化合物の合成を指向した一電子移動型レドックス触媒系の開発」が認められた。また熊谷直哉は1978年生まれ。「協奏機能型不斉触媒の開発と医薬品の高効率不斉合成への応用」が受賞対象となった。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1402893429.pdf

(英文)
Winners of the 「2014 Mitsui Chemicals Catalysis Science Award」
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1402893429.pdf