2014年06月16日
東レ、中国における研究・技術開発の新体制確立
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:東レ

東レは16日、中国・上海市の東麗先端材料研究開発(中国)有限公司(TARC)に新研究施設を完成させ、上海を拠点とする研究・技術開発の新体制を確立したと発表した。これにより、中国での製品開発・技術サービス機能を強化し、中国事業の拡大を加速化させる。

TARCは2012年1月に上海で発足し、樹脂、フィルム、炭素繊維複合材料、電子情報材料、水処理・アメニティの各事業分野の戦略に基づいた中国事業拡大のための研究・技術開発拠点として、中国顧客向け製品開発・技術サービスを行うとともに、中国で研究する意義のあるテーマを日本国内の研究所と一体となって研究を推進している。

今回完成した研究施設は、延べ床面積6725平方メートル(鉄筋コンクリート3階建て)の新建屋に、実験室、試験工場、分析室などを備えている。フィルム、炭素繊維複合材料、電子情報材料などの製品開発・技術サービス機能を充実させるため、成形機や印刷機などの試作・分析・評価の設備を導入した。

新体制確立により、中国顧客固有のニーズに合った新商品・技術開発を一層強化する。技術サポートによるユーザーサービスを充実させ、中国市場におけるグループ企業おのさらなる事業拡大を推進していく方針だ。