2014年06月18日 |
クラレの「ヒッグス粒子発見」光ファイバー、「繊維学会技術賞」に |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:クラレ |
クラレは18日、「ヒッグス粒子発見」に貢献した、同社のシンチレーション光ファイバーが、平成25年度「繊維学会技術賞」を受賞したと発表した。 シンチレーション光ファイバーとは、コア(内側)に蛍光剤入りのポリスチレン樹脂、クラッド(外側)にメタクリル樹脂とフッ素樹脂の二重構造になったプラスチック製光ファイバーのことで、放射線が当たると光る性質を持つところから、主に放射線検出用素材として使用されている。 2013年ノーベル物理学賞を受賞したピーター・ヒッグス博士が「ヒッグス粒子」を発見した際に同ファイバーが使用されたことで知られる。 今回は(1)独自製法により、プラスチック高性能シンチレーションファイバー(PSF)を実用化したこと(2)世界中の研究施設で使用されるまでに成長させ、素粒子物理学の発展に貢献したことなどが評価されての受賞。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1403058990.pdf |