2014年06月18日
旭硝子財団、14年ブループラネット賞に米教授2氏
【カテゴリー】:環境/安全
【関連企業・団体】:旭硝子

旭硝子財団は18日、「2014年(第23回)ブループラネット賞(地球環境国際賞)」の受賞者を発表した。
地球環境問題の解決に科学技術面から貢献した個人・組織を表彰しているもので、今年度は米国メリーランド大学公共政策学部のハーマン・デイリー名誉教授と米国ペンシルベニア大学生物学科のダニエル・H・ジャンセン教授(コスタリカ生物多様性研究所)の2人に決定した。国内620人、海外770人のノミネ―ターの中から選んだ。

ハーマン・デイリー教授は、「定常状態の経済学」をサスティナビリティの理念をもとに再定義し、環境経済学の礎を築いた。経済成長は人類の幸せに繋がっているかを問い、経済成長に偏重しがちな世界に警鐘を鳴らして大きな影響を与えてきた。

一方ダニエル・H・ジャンセン教授は、地域社会とその周辺に広がる自然環境の保全を調和させ、持続可能な開発に関する諸政策を提言し、生物多様性の保全と環境教育を推進してきた。

表彰式は、11月12日に東京都千代田区のパレスホテル東京で行う。また、受賞者による記念講演会は、11月13日に東京都渋谷区の国際連合大学で行われる。