2014年06月19日
カネカ、胃の中で半固形状になる流動食を開発
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:カネカ

カネカは19日、摂取時は液体で胃の中に入ると半固形状になる粘度可変型流動食を開発したと発表した。
医療器具大手のテルモ(本社:東京都渋谷区、新宅祐太郎社長)に販売を委託し、6月末から発売する。

一般に流動食には液体タイプと半固形状タイプがあるが、液体タイプには食道を逆流しやすい、半固形状タイプには管の細い経鼻経管による摂取に使用できない、などの課題があった。

同社はアルギン酸塩が酸性下でゲル化する特徴を有することに着目し、摂取時には液体で、胃に入りPHが低下すると粘度が上昇して液体から半固形状になるように設計した新商品を開発した。

今後介護の現場などで新流動食として販売展開していく方針。3年後の売上高6億円をめざす。