2014年06月20日 |
武田薬品、前立腺がん治療薬、日米欧での開発中止 |
【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:武田薬品工業 |
武田薬品工業は、前立腺がん治療薬として開発中のTAK-700(一般名:orteronel)について、転移性・去勢抵抗性前立腺がん患者を対象にした2つの臨床第3相試験の結果に基づき、自主的に開発を中止することを決定したと発表した。 この2つの臨床第3相試験では、orteronelとプレドニゾンとの併用で、転移性・去勢抵抗性前立腺がん患者の画像上での無増悪生存期間を改善することが示されたものの、主要評価項目である全生存期間において改善が見られなかった。これらの試験結果を精査し、検討した結果、他に前立腺がんに対して治療オプションが存在することも考慮し、orteronelの開発を自主的に中止することを決定した。 |