2014年06月24日
帝人、タイで自動車用ゴム資材事業を拡大
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:帝人

帝人と帝人フロンティア(本社・大阪市中央区、竹中哲嗣社長)は24日、タイヤコードの生産に実績のある綾羽(本社・大阪市中央区、河本英典社長)とタイに合弁会社を設立し、タイヤコード工場を新設すると発表した。

また、すでに帝人グループとしてタイに生産拠点を有する自動車用ホースコードも、生産設備を増強し、成長市場である中国、ASEAN向けを中心にグローバル展開を加速する。

タイに新設するタイヤコード合弁会社は「テイジン・FRA・タイヤコード(タイランド)」で、資本金3億8000万バーツ(出資比率は帝人フォロンティア56.66%、帝人10%、綾羽33.34%)。同国アユタヤ県の工業団地にあるテイジン・タイランド敷地内に年産能力1万6000トンのタイヤコード工場を建設する。建設費は11億3000万バーツ。今年9月に着工し、2015年10月に稼働開始の予定。

また、タイヤホースコードの設備増強は、テイジン・コード・タイランドが着手する。約2900万バーツを投入して70%の能力増強を図る。稼働開始は2015年4月の予定。