2014年06月25日
アステラス製薬、関節リウマチ剤の効能・効果追加申請
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:アステラス製薬

アステラス製薬とユーシービージャパン(UCB=本社:東京都新宿区、J・ピーターソン社長)の両社は25日、両社共同で開発・商業化を進める、関節リウマチ治療剤「セルトリズマブ ペゴル」(製品名「シムジア」)について、日本での効能・効果追加を申請したと発表した。

「シムジア」は既存の治療で効果不十分な関節リウマチに使用が限定されているが、今回の申請は、抗リウマチ薬の治療歴がない場合でも関節の構造的損傷の進展が早いと予想される患者に投与できるようにするのが目的。

申請はメトトレキサート(MTX)投与歴がない発症後1年以内の患者を対象に実施した臨床的有効性及び安全性に関する第3相試験の結果に基づいて行った。

アステラス製薬とUCBは、2012年1月にシムジアの日本における共同開発・商業化で契約締結した。シムジアについては、同年12月にUCBジャパンが日本で製造販売承認を取得し、2013年3月に発売している。今回申請に伴いアステラス製薬はマイルストンをUCBに支払うが、今期業績に与える影響は軽微。