2014年06月26日 |
三菱レイヨン、サウジにMMAモノマー/PMMA合弁会社設立 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:三菱レイヨン |
三菱レイヨンは26日、サウジアラビアで計画しているMMA・PMMA事業会社「Saudi Methacrylates(サウジ・メタクリレーツ)社」の設立登記を完了したと発表した。また台湾CTCI社にプラント建設を発注した。 新会社は資本金1,350百万サウジリアル(約360百万米ドル)で、同社とサウジ基礎産業公社(SABIC)が50%ずつ出資。三菱レイヨングループのルーサイト社が持つ「新エチレン法(アルファ法)」により同国アルジュベイル地区に世界最大規模となるMMAモノマー年産25万トン、PMMAは同4万トン設備を建設する。2017年央の営業運転開始をめざす。 コスト競争力に優れたサウジアラビアのガス原料、ユーティリティ、インフラと「新エチレン法」技術の強みを最大限に生かす。 世界のMMA モノマー需要は引き続き堅調な伸びが期待されている。三菱レイヨンは、サウジの新会社を東欧、インド、中東、アフリカなど成長する新興国市場に対する戦略的な供給拠点と位置づけ今後の展開を図る。 同社は米国でもダウと提携して新規プロジェクトを検討中だが、すでに日本、中国、台湾、韓国、シンガポール、米国、英国などの各国に合わせて年産150万トンと世界シェアの約40%を占める供給拠点を持ち展開中である。 【サウジ・メタクリレーツ社の概要】 (1)社名 : The Saudi Methacrylates Company (2)代表者: 社長執行役員Nick J Cordingley (3)所在地: サウジアラビア王国アルジュベイル地区 (4)設立日: 2014年6月9 日 (5)資本金: 1,350 百万サウジリヤル(約360 百万US ドル) (6)資本構成: 三菱レイヨン50%※、SABIC 社50% (7)事業内容: MMA モノマー(年産25 万トン)およびPMMA(年産4 万トン)の製造 (注)※ 本プロジェクトのために設立された日本サウディメタクリレート合同会社(三菱レイヨン100%)を通じて出資。 |