2014年06月27日
クラレ、北米に3番目の産業用ポバールフィルム生産拠点
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:クラレ

クラレは27日、米国のグループ100%出資会社であるモノソル社(MonoSol=本社:米国インディアナ州)が、ポバールフィルムの需要拡大に対応するため、インディアナ州ポルテージに新たに用地を取得し産業用ポバールフィルムの生産設備を建設すると発表した。

クラレにとっては北米3番目のポバールフィルム生産拠点となる。投資額は約2500万ドル。生産能力は非公開だが、完成後は北米全体で約1割の能力増となる。稼動開始目標は2016年1月。

モノソル社は、インディアナ州・メリルビルに本社があり、資本金59百万米ドル、従業員450人の中堅フィルムメーカー。クラレは酢ビ・ポバール系事業の拡大を図るため2012年6月、同社を買収した。

産業用ポバールフィルムはこのところ、欧米市場で洗剤・農薬・染料などの個包装用を中心に需要が順調に伸びている。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1403837874.pdf