2014年06月27日 |
経産省、ユニチカ事業計画 産業強化法で認定 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:ユニチカ、経済産業省 |
経済産業省は27日、ユニチカから提出されていた、産業競争力強化法に基づく「事業再編計画」を認定したと発表した。外部出資による投資資金確保と、高分子事業および成長市場であるアジア地域向け事業への経営資源投入により持続的な成長をめざす計画。実施期間は2014年6月~17年3月。 今回認定により、同社は増資にかかる登録免許税の軽減措置を受けることが可能となる。 ユニチカは、事業再編による競争力確保のため、ジャパン・インダストリアル・ソリューションズ(JIS)を引受先とする第三者割当増資により100億円の資金調達を行う。 同社の再編計画は、(1)高分子事業を強化するため、外部出資によって成長投資資金を確保し、設備改善と設備増強を行う(2)アジア圏の新興国を中心に海外市場の取り込みと高機能素材等の新分野展開を図り、中長期的な成長につなげる、の2つが柱。コア事業に経営資源を集中するため、事業ポートフォリオを改革し、「資源集中事業」、「維持事業」、「撤退・縮小事業」に明確化する。不採算事業やノンコア事業の売却等は短期に実施するとしている。 |