2014年06月27日

横浜ゴム、ブルーライトカット・透明コート材開発

【カテゴリー】：新製品/新技術 【関連企業・団体】：横浜ゴム

横浜ゴムは27日、パソコンやスマートフォンなどのディスプレイから発せられるブルーライトをカット（減衰）できる紫外線硬化型ハードコート材（HR380-550G）を開発、本格発売すると発表した。 独自開発の「青色光選択反射」技術を採用、無色透明性に優れるのが特徴。昨年末に上市した、青色光選択カット品（HR375-1）が主にスマートフォンの保護フィルム用途向けなのに対し、無色透明性を維持しながら大幅カットできる特徴を活かし、主にディスプレイ用部材での採用を目指す。 塗料（ハードコート材）、フィルム（ハードコート付きフィルム）の2タイプの仕様を備え、ユーザーの要望に対応する。 ブルーライトは紫から青色に見える短い波長の可視光線で、他の可視光線のように角膜や水晶体で吸収・散乱されずに網膜まで達する割合が多いことから人体に悪影響を与える可能性が指摘されている。 ブルーライトの人体への影響に関する研究は現在日本が先行しているとされるが、横浜ゴムは今後、積極的に国内外で同技術を活用できる市場を開拓していく方針だ。