2014年07月01日
NEDO、革新的医療機器システム開発着手へ
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:NEDO

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は1日、ロボティクス、IT(情報技術)、画像処理など国際競争力のある技術を応用した革新的医療機器システム開発プロジェクトに着手すると発表した。

このプロジェクトは、パッケージとして医療現場の治療体系に必要な医療機器群を開発するという「未来医療を実現する先端医療機器・システムの研究開発」で、事業期間は2014年から2019年、総事業費は約50億円の見込み。

開発する療機器システムは、次の3点。
(1)これまでよりも多くの部位において内視鏡手術が可能となる軟性内視鏡手術システム
(2)脳組織損傷によって麻痺した運動や知覚の回復を可能にするニューロリハビリシステム
(3)この2点システムを含む多様な医療機器の設定・使用を一元的に管理することが可能なスマート治療室

医療現場の治療体系に必要な医療機器群を、3つのシステムが連携するパッケージとして開発することで、個別の医療機器では得られない相乗効果と高い国際競争力が得られると期待される。