2014年07月04日
味の素、川崎事業所隣接地に工場見学施設
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:味の素

味の素は4日、川崎事業所(川崎市川崎区)の創立100周年を機に、同事業所が立地している京急大師線・鈴木町駅前に、約14億5000万円を投じて工場見学施設を新設すると発表した。着工は2014年8月、2015年4稼働開始の予定。

川崎事業所の工場見学者は2013年度に3万1000人だったが、見学希望者が多く、現行の見学施設では希望者全員の受入れが困難な状況にあつた。そこで、新工場見学施設を建設し、2016年度に6万人の見学者受け入れを目指すことにした。

新施設は、鉄骨造地上2階建て、延べ床面積約2400平方メートルで、バリアフリー設計。1階には同社グループの歴史や、うま味調味料「味の素」の製造工程の情景模様、原料の展示、シアター、味の素のキャラクター「アジパンダ」グッズなどを販売するショップなどを設置、2階には「味の素」の充填・包装体験工場、料理教室用のキッチンスタジオ、「味の素」を使った味噌湯体験や試食を行う「試食ホール」を設置する。

また、新施設隣接地に認可保育所を誘致して待機児童解消の一助となることを目指すほか、地域住民の憩いの場となるカフェの建設、定期的な親子料理教室などのイベントも予定している。