2014年07月08日
上期のエチレン生産324万トン 前年比99%
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:経済産業省

経産省化学課は8日、6月のエチレン生産量(速報)は前年同月比7.5%減(対前月比8.9%減)の48万3,300トンだったと発表した。

定修プラントは、京葉エチレン、三菱化学・鹿島2号機、大阪石油化学の3プラント。
平均稼働率は93.0%だった。

この結果、今年上期(1~6月)のエチレン生産量は前年同期比99%の324万4,400トンとなった。

今年はエチレンセンターの「定修実施年」だったが、前年並みの生産水準を確保した。
5月に三菱化学が石化事業再構築のため鹿島1号機を停止。これもエチレン設備の稼動率上昇につながった。

なお、停止した三菱化学・鹿島1号機のエチレン生産能力は34万3,000トン/年(定修スキップ年 39万2,000トン)。
これにより同社の現有エチレン生産設備は、鹿島事業所の2号機47万1,000トン(同53万9,000トン)と、水島事業所の43万1,000トン(同49万3,000トン)、合わせて90万2,000トン(同103万2,000トン)となった。

ニュースリリース参照

6月エチレン生産速報
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1404796391.pdf

エチレン換算需給推移
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1404796391.pdf