2014年07月09日 | |
日本触媒、姫路にアクリル酸8万トン新設備など完成 | |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:日本触媒 |
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日本触媒は9日、姫路製造所(兵庫県)にアクリル酸(AA)年産8万トンの新鋭プラントと、耐熱性向上剤として需要好調なN-フェニルマレイミド(PMI)同1万トン設備が完工したと発表した。投資額は関連の廃液燃焼処理設備を含めて約110億円。 AAは主用途であるアクリル酸エステル及び高吸水性樹脂の需要が旺盛で、引き続き高い伸びが見込まれている。このため姫路製造所の年産46万トン設備を54万トンに増強した。 日本触媒グループとしては、海外拠点であるインドネシアの14万トン、米国の6万トン、シンガポールの4万トンと合わせて年産78万トンのAA生産能力となり、世界トップクラスの地位を固めたことになる。 またPMIは、独自開発の反応性に富んだ化合物。ABS樹脂やアクリル樹脂などの耐熱性向上剤として需要が急増している。設備能力は既存の8,000トンと合わせて年産1万8,000トンに拡大した。 同社は今後も世界的にユニークな特殊化学品の開発・販売拡大に注力していく方針だ。 ◆AAプラントの概要 生産能力 :AA 8万トン/年 時期 :2014年7月商業運転開始 場所 :姫路製造所敷地内 設備投資額 :約110億円 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1404879968.pdf |