2014年07月09日
カネカ、ホットメルト接着樹脂用途拡大へ
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:カネカ

カネカは9日、独自開発したポリオレフィン系ホットメルト接着樹脂の市場開拓を強化すると発表した。
これまで自動車の外装、内装部材を中心に販売展開してきたが、溶剤を使用しない接着剤として市場での評価が高まってきたため家電、住設分野など他の分野の工業用部材向けにも用途拡大を図ることにした。

ホットメルト接着樹脂とは、溶剤を使用しない接着材料のこと。
溶剤を使用する場合に必要な乾燥・養生工程が不要となる。接着工程が簡素化できるうえ、環境配慮型製品としての特徴を有する。またポリオレフィン系樹脂は、軽量性、加工性に優れ、低コストなどの強みがある。

これらの特徴を生かして今後は自動車、家電、鉄道、航空機、住建材、物流資材、金属と樹脂の接着など広範囲にわたり市場展開を加速する。2020年には売上高100億円を目指す。