2014年07月10日 |
アステラス製薬:アゾール系抗真菌剤、米国で承認申請 |
【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:アステラス製薬 |
アステラス製薬は10日、スイス・バシリア社と共同開発中のアゾール系抗真菌剤イサブコナゾールについて、米国子会社のアステラスファーマUS社が「侵襲性アスペルギルス症及びムーコル症」を効能・効果として米国食品医薬品局(FDA)に販売許可申請を行ったと発表した。 イサブコナゾールは、すでに両適応症でFDAからQualified Infectious Disease Product(QIDP)指定を受けている。これにより米国では優先審査と5年間の独占販売期間の延長が認められる。 白血病治療のために高用量の化学療法や造血幹細胞移植を受けるなど、免疫不全患者の増加に伴い、重篤な真菌感染症は増加傾向にある。 アステラス製薬は現在、米国でマイカミンなどの抗真菌剤を販売しており、「イサブコナゾール」が加わることで真菌感染症の治療に新たな選択肢を提供できるとしている。 ニュースリリース参照 http://www.astellas.com/jp/corporate/news/pdf/140710_Jp.pdf |