2014年07月11日
JXエネ、水島製油所に石油コークス発電設備新設
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:JX日鉱日石エネルギー

JX日鉱日石エネルギーは11日、水島製油所(岡山県)に石油コークスを燃料とするボイラ発電設備を新設すると発表した。2018年4月の運転開始をめどに同製油所B工場に、蒸発量毎時530トンのボイラ設備と、発電能力11万キロワットのタービン発電設備を建設する。
発電した電力は、同製油所内で自家使用するほか、新電力(PPS)事業用として販売する。

水島製油所で使用する電力はこれまで重油とオフガスによる自家発設備と買電によって調達していたが、同製油所で製造している石油コークスを燃料にボイラ発電することで、燃料コストの低減と余剰電力の販売メリットを生かすことができる。

<用語の解説>
■新電力・PPSとは :Power Producer and Supplier の略。
一般電気事業者が所有する電線網を通じ、契約電力が原則50KW以上の需要家に対して電力供給を行う事業者のこと。工場やビル、店舗などで50KW以上の電気を使うところは、既存の電力会社以外に新電力会社(PPS)からも電気を買うことができる。