2014年07月15日 |
森スチレン工業会長「今年の内需は前年並み予想」 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:日本スチレン工業会 |
日本スチレン工業会の森幸博会長(PSジャパン社長)は15日の定例会長会見で、「今年1-6月の国内出荷は31万6913トン、前年同期比7%増だが、年間見通しは63万トン程度で昨年並みにとどまる見通しだ」と語った。生産も昨年並みの65万トン強になる」とみている。 同工業会は15日、ポリスチレン(PS)とスチレンモノマー(SM)の今年1-6月生産・出荷実績を発表した。 生産実績は、32万3608トン、同2%増であり、年間でも昨年実績(65万7627トン)なみにとどまる見通しである。国内出荷は、31万6913トン、同7%増だった。年間で昨年並みの63万トン程度が見込まれる。このうち包装用は昨年同期並みの13万9310トン、同1%減で、HIシート、OPS、乳酸菌は前年同期比で若干の増加になっているが、射出成形その他の落ち込みが大きい。雑貨・産業用は4万1552トン、同25%増と好調。フォームスチレン(FS)用も8万9379トン、同17%増と好調である。 輸出は1万1350トン、同14%増とプラス傾向である。国内需要を加えた出荷計は32万8263トン、同7%増になっている。 これまで国内出荷の圧迫要因だった輸入は、1-5月の累計で2万3400トン(昨年同期は2万9000トン)に減少しており、年間で5万6000トンベース(昨年は5万8000トン)で若干減少している。 一方、SMの生産は121万3929トン、同6%減、国内出荷は68万5107トン、同0%増、輸出が52万2054トン、同16減で、出荷計は120万7161トン、同8%減になっている。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1405473892.pdf |