2014年07月15日
東レの植物由来樹脂 ヤマハのリコーダーに採用
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:東レ

東レは15日、同社が展開する植物由来のポリ乳酸系樹脂「エコディア」がヤマハの今年10月に発売するソプラノリコーダーの新製品「YRS-401/YRS-402B」に採用されたと発表した。

今回採用された材料は、東レ独自のポリマーアロイ(合金)技術を駆使し、ポリ乳酸と他素材を組み合わせることでポリ乳酸を25%以上含んでいながら、従来の石油系樹脂と同等の性能を発現させているのが特徴で、楽器業界でバイオマス由来樹脂が採用される初めてのケースとなる。ヤマハは、ソプラノリコーダーに「エコディア」を採用することで、これまでの石油系樹脂と比較して、資源採取から廃棄に至る過程で発生するCO2を約20%削減できる。