2014年07月16日
農水省、国内農産物「農薬の不適切使用なし」
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:農林水産省

農林水産省は16日、平成24年度に実施した「国内産農産物における農薬の使用状況及び残留状況の調査結果」を発表した。

これは、農薬の適正使用を確認するための調査で、「調査した農家のほとんどで不適正な農薬使用は見られなかった」との結論を得た。

農薬の使用状況では、4618戸の農家について聞き取り調査を行った結果、ほぼすべての農家で農薬は適正に使用していると報告されており、生産現場における農薬の適正使用についての意識が高いと考えられるが、一部には不適正な使用が18戸(0.39%)認められた。なお、使用してはならない農作物へ誤って使用するなど不適正な使用のあった農家に対しては、地方農政局及び都道府県が指導を行った。

一方、農薬の残留状況については、1197検体の農産物について残留農薬の分析を行った。その結果、2検体(レタス、にら)を除いて農薬の残留濃度は食品衛生法による残留基準値を超えるものはなかった。これは、適正に農薬を使用しているとした農薬の使用状況調査結果を反映していると考えられる。