2014年07月22日 | |
「がんばれ!高校生たち」化学オリンピック日本代表壮行会 | |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:経済産業省、文部科学省、「夢・化学-21」委員会 |
|
「夢・化学-21」委員会(日本化学工業協会など4団体)及び日本化学会は19日、第46回国際化学オリンピック ベトナム大会の日本代表壮行会を東京・お茶の水の化学会館で開催し、翌20日出発する代表4人を激励した。 今年の日本代表は、林杏果・豊島岡女子学園高校3年、福永隼也・白陵高学3年、正田浩一朗・白陵高校3年、森田峻平・筑波大付属駒場高校3年の4人。3400人超と過去最高の高校生が参加した昨年夏の高校化学グランプリを勝ち抜いてきたエース4人だ。 4人のうち福永さんと正田さんは、昨年のロシア・モスクワ大会に続いての出場。2人とも前回は銀メダルだった。今回はひそかにそれ以上を目指す。 来賓挨拶で伊藤宗太郎・文部科学省科学技術・学術政策局次長は「これからはグローバル社会の時代。世界で活躍する人になってほしい。力を存分に発揮してきてください」、茂木正・経済産業省製造産業局化学課長は「これまでの日本は輸出立国、ものづくりの国だったが、これからは知識集約型産業が日本支える時代です。化学産業はその柱になります。あなたたちがこれからの化学産業リードしていくのです」と力づよく激ました。 日本代表のうち、ただ一人の代表女性、林杏果(きょうか)さんは、「与えられたチャンスを無駄にしないように全力を出したい。結果を出すことと国際交流を両立させたい。(帰国後)いい報告ができたらと思います」。大会出場2回目の福永隼也(としや)さんは「前回の出場は人生に大きな影響を与えてくれました。緊張はしますが、落ち着いて普段通りに大会に臨み楽しんできたい」、正田浩一朗さんは「前回やり残したことがあるので、今度はその経験を生かしたい。この得がたい機会に見合うように取り組みます」、森田峻平さんは「オリンピックに出られてうれしい。交流のためにおみやげも用意しました。とにかく化学の世界を味わえるのが楽しみです」と、それぞれ緊張した表情で決意を語った。 ベトナム大会は、7月21日から28日まで、ハノイのハノイ国家大学で行われ、約80カ国・地域から300人を超える代表が実験問題と理論問題試験に挑戦する。 なお、昨年のモスクワ大会で日本代表選手は、銀メダル4個を獲得した。 |