2014年07月29日
NEDO、希少金属の代替・使用量低減へ6事業助成
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:NEDO

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は29日、産出量の少ない希少金属の代替・使用量低減を目指す技術開発を支援するため、新たに6テーマの助成事業を開始すると発表した。事業終了後数年内の実用化を目指す。

<新規6テーマと助成先企業>
(1)排ガス浄化用触媒の白金族使用量低減代替技術の開発
・ノリタケカンパニー  :自動車排ガス触媒に使用される白金族の使用量を低減する助触媒の開発
(2)白金族代替Ag系DPF触媒システムの実用化開発
・三井金属鉱業 :ディーゼルの排ガス触媒について、白金族の使用量を低減した銀系触媒の開発
(3)窒化チタンをベースとする、超硬工具向けタングステン、コバルト代替材料の開発
・三菱マテリアル :超硬工具に使用されているタングステンとコバルトを使わない窒化チタンをベースとし、耐摩耗性を向上させた超硬材料の開発
(4)NdおよびDyの削減に資する超小型自動車向けレアアースインホイールモータの開発
・ダイナックス :超小型自動車向けのネオジウム磁石を使わないインホイールモータの開発
(5)太陽電池用波長変換材料としてのイットリウム、ユーロピウム低減蛍光体の実用化開発
・堺化学工業 :蛍光体に使用されているイットリウム、ユーロピウムの使用量を低減した新規蛍光体の実用化開発
(6)Eu、Ce、Y不使用型Ag含有ゼオライト蛍光体の開発とその利用に関する研究
・レンゴー :通常の蛍光体に使用されているユーロピウム、セリウム、イットリウムを使わない新規蛍光体の開発