2014年08月05日 |
三菱樹脂、坂出にアルミナ繊維新ライン増設 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:三菱樹脂 |
三菱樹脂は5日、アルミナ繊維「MAFTEC(マフテック)」の需要増大に対応するため、坂出工場(香川県)に新ラインの増設を決めたと発表した。現在、坂出と直江津(新潟県)の両工場に合わせて年産6,000トンの製造設備を持つが、今回、坂出に500トンの新ラインを建設し、合計能力を年産6500トンに拡大することにした。完成は2015年春の予定。投資額は非公開。 アルミナ繊維はアルミナ(酸化アルミニウム)とシリカ(二酸化ケイ素)を原料に製造するが、同社は自社技術で開発。1600℃の高温環境下でも長時間の断熱性や耐風食性、クッション性が維持できるなどの特徴を有する。このため工業用断熱材や自動車排ガス処理装置用の触媒コンバーターなどに使用されている。約半分を輸出。 同社はとくに触媒コンバーターやDFF(ディーゼルエンジンから排出されるスス状物質を浄化する装置)のサポート材料分野での販売が好調で世界シェアは約40%に達するという。今後も世界各国で排ガス規制強化の動きが高まっているところから、「MAFTEC」需要も増大が見込まれ、今回の増強となった。 ニュースリリース http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1407209006.pdf |