2014年08月21日 |
7月のPS国内出荷、5カ月連続プラスと堅調 |
【カテゴリー】:実績/統計 【関連企業・団体】:日本スチレン工業会 |
日本スチレン工業会は21日、7月のポリスチレン(PS)及びスチレンモノマー(SM)生産・出荷実績を発表した。 PSの生産は、6万1739トン、前年同月比7%増で3カ月連続の前年比プラスとなった。円安もあって安値輸入品が減少し、国内出荷も堅調に推移した。 国内出荷は、消費増税による駆け込み需要の反動が小ぶりにとどまったことと、ユーザーの海外生産化の影響を受けている電機・工業用を除く用途分野が堅調なため、5万8146トン、同4%増で5カ月連続のプラスとなった。とくにフォームスチレン(FS)用は1万6744トン、同11%増で昨年4月以来15カ月連続のプラスとなった。雑貨・産業用も7095トン、同4%増で7カ月連続のプラスと好調だった。 輸出は2371トン、同87%増で、この結果、出荷計は6万517トン、同5%増で5カ月連続のプラスとなった。7月末の在庫は6万336トンで前月末に比べて2%の増加であるが、在庫水準は1.0カ月分で、前月よりも0.1カ月分低下した。 一方、SMの生産は20万5000トン、同7%減で2カ月連続の前年割れとなった。国内出荷は13万2848トン、同6%増で5カ月ぶりにプラスに転じた。輸出は8万/617トン、同6%減で2カ月連続の前年割れとなった。出荷計は22万465トン、同4%減であり、生産減と輸出減が響いた。 2014年(平成26年)ポリスチレン生産出荷実績表 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1408585595.pdf PS及びSMの2014年7月度実績概況 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1408585595.pdf |