2014年08月28日
富士フィルム、新抗がん剤の第1相臨床試験を米国で開始
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:富士フイルム

富士フイルムは28日、米国で抗がん剤「FF-10501」の再発・難治性骨髄異形成症候群(MDS)を対象とする第1相臨床試験を同国テキサス州立大学MDアンダーソンがんセンターで開始したと発表した。

MDSは、血液腫瘍の一種で、血球を作る造血幹細胞に異常が生じて十分な量の血球を作ることが出来なくなった結
果、血球減少を起こす疾患。また一部、予後不良の患者で急性骨髄性白血病に進行する難治性疾患でもあり、現在、MDS患者数は、米国約6万人と推定されている。特に高齢者に多く認められている。

「FF-10501」は、富士フイルムが自社での研究・開発をもとに初めて臨床試験をスタートさせた医薬候補品で、現在、日本で第1相臨床試験中だ。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1409193100.pdf