2014年09月03日
旭硝子、インドネシアのガラス生産体制強化
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:旭硝子

旭硝子(AGC)は3日、インドネシアの自動車用・建築用フロートガラス生産体制を強化すると発表した。連結子会社のアサヒマス板硝子(AMG社)に約160億円を投じて、スクラップ&ビルドにより設備の新鋭化と増強を図る。生産拠点は現在の2工場から3工場体制となる。

AMG社は現在、ジャカルタ工場とシドアルジョ工場に各2基(生産能力合計:年間57万トン)のフロート窯を保有し、建築用及び自動車用フロートガラスを生産しているが、シドアルジョ工場の1窯を停止し、ジャカルタに近い自動車ガラス加工工場のチカンペック工場に最新鋭の生産窯を新設する。生産能力は3工場合わせて年産63トンとなる。

インドネシアでは、堅調な経済成長を背景として、建築用及び自動車用ガラスの継続的な需要拡大が見込まれている。AGCは今後も新興国の拡大する需要を確実に取り込み、成長基盤の強化・定着を図っていく方針だ。

<新窯の概要>
(1)所在地 インドネシア、西ジャワ州チカンペック
(2)生産能力 フロートガラス・約21万トン/年
(3)特徴
・旧窯よりも40%生産能力を向上
・世界最高レベルの燃費効率を持つ環境配慮型
・建築や自動車用途などの多品種の高品質ガラス生産が可能
・近接する自動車ガラス加工工場との効率的な一貫生産に対応
(4)アサヒマス板硝子(AMG社)の生産能力
◇新窯建設前 フロートガラス・57万トン/年
◇新窯建設後 フロートガラス・63万トン/年


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1409720257.pdf