2014年09月04日 |
武田薬品に米連邦地裁、巨額の賠償命じる |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:武田薬品工業 |
武田薬品工業は4日、米南部ルイジアナ州の連邦地裁で3日に行われた2型糖尿病治療剤「アクトス」を投与されたことで膀胱がんになったと米国男性が訴えていた製造物責任訴訟で、4月7日に下された陪審評決に沿って、同社に対し60億ドル(6300億円)の懲罰的賠償支払いを命じる判決があったと発表した。 武田側は、現在申し立てている再審理と賠償金の大幅な減額に対する判断は示されておらず、採否など判断を見極めたうえで対応するとしている。 同社は4日、「判決は大変遺憾で、到底承服いたしかねる」とコメントし、再審理などの申し立てが棄却されたなどの場合には上級裁判所への控訴を含めた法的手段で争う構えだ。再審理請求への判断は数週間後に示される見通しだ。 この訴訟は、アクトスの投与を受けて膀胱がんになったと主張するニューヨーク出身の男性が提訴した。 審理の結果、ルイジアナ州の連邦地裁の陪審が60億ドルの懲罰的損害賠償を命じる評決を4月に出していた。 武田は陪審評決を無効にするよう求めたが、連邦地裁が退けていた。 ニュースリリース http://www.takeda.co.jp/news/files/20140904_01_jp.pdf |