2014年09月04日
BASF・創立150周年、次の課題に「都市生活」など3分野
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:BASF

2015年に創立150周年を迎えるBASFは4日、これまでの「The Chemical Company」に代わる新しいコーポレートステートメントとして「We create chemistry」(私たちは化学でいい関係をつくります)を決め、企業ロゴに組み入れることにしたと発表した。

また、将来の重要課題として(1)都市生活(2)スマートエネルギー(3)食品の3分野をあげ、経営戦略のポイントとして紹介した。

<都市生活>
 2050年には世界人口は90億人、その70%以上が都市で生活すると予測されている。都市の急成長に伴い社会、環境、経済に関連する課題も増加する。飲料水の確保、廃棄物処理、効率的で利用しやすい移動手段や住居の提供などの問題が挙げられる。

<スマートエネルギー>
 劇的に高まるエネルギー需要は、世界が直面している最も差し迫った課題の一つ。スマートエネルギーを実現には、風力発電や太陽光などクリーンで再生可能、経済的なエネルギーを確保する必要がある。エネルギーの貯蔵や輸送のあり方も課題となる。

<食品> 
 増加し続ける世界人口に対して食品を安定供給することは今後極めて重要な課題となる。栄養不足と栄養不良を防ぐには、フードロスと食品廃棄物をなくし、栄養価の高い食品を確保し、食品生産の効率改善を図ることが不可欠となる。


ニュースリリース参照
BASF、2015年の創立150周年に向けた取り組みを開始
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1409797959.pdf

The BASF logo
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1409797959.pdf