2014年09月05日
中外製薬、「個別化医療」へALK阻害剤新発売
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:中外製薬

中外製薬は5日、抗悪性腫瘍剤であるALK阻害剤アレクチニブ塩酸塩カプセル「アレセンサ」の販売を同日開始したと発表した。7月4日に製造販売承認を取得、9月2日に薬価収載された。

同剤は「カプセル20mg」と「同40mg」の2種類。「ALK融合遺伝子陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌」を効能・効果としている。細胞のキナーゼ活性を選択的に阻害することで腫瘍細胞の増殖を阻害する。

中外製薬鎌倉研究所で創製。選択制の高い経口ALK阻害剤で、バイオマーカーや診断ツールを用いて治療効果が期待できる患者だけに投与することでさらに大きな治療効果を得ることができる。

「個別化医療」に合致した治療剤として期待される。


ニュースリリース
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1409886479.pdf