2014年09月08日
東ガス、最大50%省エネの高効率酸素製造装置実証へ
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:NEDO

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は8日、NEDOの戦略的省エネ技術革新プログラムで東京ガスが従来比最大50%の省エネを実現する高効率酸素製造装置「HT-PSA」の実証開発を行うと発表した。

今回開発するのは、ペロブスカイト型酸化物を用いた吸着材を約600℃の高温状態で、加圧した空気を投入し酸素を吸着させる工程と、真空ポンプにより減圧することで吸着材から酸素を取り出す脱着工程を交互に繰り返し、空気から酸素を高効率に分離する技術。吸着材を600℃程度に保つためのエネルギーを減らすため、蓄熱体を用い排出ガスの熱を投入する空気で効率よく熱回収し、従来技術に比較して最大50%の省エネルギーが期待される。