2014年09月09日 |
富士フィルム、「アスタキサンチン」抗酸化力上昇 |
【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:富士フイルム |
富士フイルムは9日、抗酸化成分「アスタキサンチン」の乳化物を、より微粒子化することで、活性酸素の一種で悪玉とされる一重項酸素の消去能が高まることを確認したと発表した。 「アスタキサンチン」は脂溶性で、水に溶かすことができない性質を持つ。このため水に安定して分散させるには、粒子の表面を複数の成分を組み合わせた膜で包み乳化物とする必要がる。 今回の研究で、「アスタキサンチン」の乳化物をより微粒子化(80ナノ)すると、一重項酸素の消去速度が約9倍に高まることを確認した。 同社は、「アスタキサンチン」の乳化物を約100ナノメートル以下のサイズにしたものを「ナノアスタキサンチン」と定義し、引き続き化粧品やサプリメントの開発に応用していく方針。 同社はこの研究成果を9月12日に開催される第10回アスタキサンチン研究会で発表する。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1410229251.pdf |