2014年09月09日 |
DSM、米国初バイオエタノール本格工場が稼働入り |
【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:DSM |
DSMは9日、農業廃棄物を原料とした米国初のバイオエタノール商業生産設備が完成し稼動開始したと発表した。 世界最大手のエタノール会社POETとの合弁会社「POET-DSM Advanced Biofuels,LLC」がアイオワ州エメッツバーグに工場(Project LIBERTY)を完成した。年間2000万ガロンの生産を予定。 原料には農業廃棄物であるトウモロコシの芯や葉、茎など非可食部分を利用する。ガソリンと比較して温室効果ガスを85~95%削減できる。「LIBERTY」全体で年間28万5000トンの農業廃棄物を利用。非可食部分利用にはDSMの酵母技術が生かされている。 【Project LIBERTYの概要】 ・資本金 :2億7500万ドル ・セルロース系エタノールの年間生産量(予定) :2000万ガロン ・農作地における農業廃棄物の排除量 :1エーカーに対し約1トン(25%相当) ・農業廃棄物の年間消費量 :28万5000トン |