2014年09月09日
帝人ファーマ、岩国事業所に融合製剤棟を新設
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:帝人ファーマ

帝人ファーマ(本社・東京都千代田区、宇野洋社長)は9日、素材技術とヘルスケア技術の融合による()新規医薬品開発に向けて、岩国事業所(山口県岩国市)に融合製剤棟を新設すると発表した。

帝人グループは、中期経営計画で掲げた「技術ポートフォーリオ変革」の一環として、素材技術とヘルスケア技術の融合による新規ヘルスケア事業の創出を目指している。

帝人ファーマは、化学及血清療法研究所(本所:熊本市、宮本誠二理事長)と共同で、高機能繊維と医薬品製造技術の融合により止血・接着効果の高い外科手術用シート状フィブリン糊接着剤「KTF-374」の開発などに取り組んできた。

新設する融合製剤棟は鉄骨2階建て、床面積約2300平方メートル。「KTF-374」治験薬製造に必要となるGMPゾーンや製造装置、試験設備を設置する。投資額は約20億円。2014年10月に着工し、2015年秋完成の予定。