2014年09月16日
東レ、急性血液浄化治療製品販売で独社と提携
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:東レ

東レは16日、世界的な総合医療企業であるプレゼニウス メディカルケアAG&Co KGaA(本社・ドイツ・バドンブルグ)との間で、東レが製造するエンドトキシン除去向け吸血型血液浄化用浄化器「トレミキシン」およびメタクリル樹脂(PMMA)系中空糸を用いた持続緩徐式血液ろ過器について、欧州8カ国における独占的販売契約を締結したと発表した。

「トレミキシン」は、敗血症の原因となるエンドトキシンを吸着除去する血液浄化器として、1994年の発売以来、重症敗血症や敗血症性ショックの治療のため、国内中心に多くの臨床現場で使用されてきた。

また、PMMA系中空糸を用いた持続緩徐式血液ろ過器は1991年に製造承認を取得し、主に救急・集中治療領域において急性腎不全の治療や不全臓器の機能補助のために多くの使用実績をあげてきた。

今回の提携は、欧州での急性血液浄化治療製品の更なる市場拡大を目指す東レと、新たな血液浄化治療製品の品揃えを強化したいフレゼニウス社の戦略が合致して実現した。