2014年09月18日
富士フィルム、肌のシワ抑制に天然の新抗酸化成分
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:富士フイルム

富士フイルムは18日、京都大学農学研究科(菅原教授)との共同研究により、抗酸化成分「アスタキサンチン」をマウスに摂取させると、長時間紫外線UVAを照射しても、(1)肌のシワ形成が抑制される(2)経皮水分蒸散が抑制される、などの効果があることを確認したと発表した。

「アスタキサンチン」は自然界に広く分布している天然由来の抗酸化成分で、サケやエビ、カニなどに多く含まれ
るカロテノイドの一種。トマトや人参がもつカロテノイドよりも強い抗酸化作用を有することで知られている。

また、経皮水分蒸散量抑制効果は、「アスタキサンチン」が表皮のバリア機能を維持するために重要なセラミドに
影響を与えているのではないかと推察している。

同社は引き続き「アスタキサンチン」の美容・健康への効果やメカニズムについて研究を進め、化粧品、サプリメントへの応用開発につなげていく方針だ。

これらの研究成果は10月14日からトルコのイスタンブールで開催される栄養補助食品・機能性食品国際学会で発表する。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1411014980.pdf