PLANTIC フィルムの用途例

クラレは22日、オーストラリアのプランティック社（PlanticTechnologies ）と、日本および韓国市場における総代理店契約を結び、バイオマス由来のバリア材料「PLANTIC （プランティック）」フィルムの国内展開を開始すると発表した。10月7日から東京ビッグサイトで開催される国際包装展「TOKYO PACK 2014」に出展する。

「PLANTIC」フィルムは、コーンスターチ（デンプン）を主成分としたバリアフィルムで、プランティック社が開発、製造。低密度ポリエチレンやPETフィルムとラミネートして供給する。食品包装材に用いることで、食品の鮮度を保ち、食品ロスの削減に貢献する。欧州の認証機関（Vincotte ）でバイオマスプラスチックの認証を取得済み。
主な特長は、
（1） 酸素バリア性が高く、生鮮食品のMAP 包装に最適。
（2）成形性とヒートシール性に優れ、既存の設備で加工可能。
（3）透明性が高く、商品の中身が見分けられる。
（4）バイオマス由来のバリア材料で、CO2削減に効果がある、など。

＜プランティック 社（Plantic Technologies Ltd）の会社概要＞
製造と研究開発を行う本社をオーストラリアに置き、ドイツに成形工場、アメリカとイギリスに販売拠点を有する。
同社のユニークな高分子技術は、遺伝子組み換えでない高アミロース成分の特殊なコーンスターチ（デンプン）を
ベースとしており、世界的特許を保持している。バリア包装市場に幅広い商品を提供し、豪州、米国、欧州の大手
スーパーで生肉、加工畜肉、鮮魚や生パスタ等の包装に採用されている。


ニュースリリース参照
バイオマス由来のバリア素材＜PLANTIC＞フィルムを日本市場で展開
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1411354142.pdf

「TOKYO PACK 2014ー2014 東京国際包装」に出展
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1411354142.pdf

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