2000年11月01日
三菱東京製薬とウェルファイド、来年10月をめどとした合併交渉を開始
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:武田薬品工業、三菱化学

 ウェルファイドと三菱東京製薬は1日、2001年10月1日をめどに対等の立場で合併することについて、検討を開始することで合意した、と発表した。
 両者は、医薬品産業を取り巻く厳しい経営環境に対処し、激化する国際競争を勝ち抜くためには、適正事業規模の達成と一層の経営基盤の充実が必要との認識を有しており、それぞれの対策を模索していたが、このほど合併について検討することで合意したもの。
 ウェルファイドの前身は吉富製薬で、三菱東京製薬の親会社である三菱化学と武田薬品工業が設立した会社であり、互いに親近感も持っており、事業面でも三菱東京製薬が製造している高血圧症・狭心症治療薬「ケルロング」の販売をウェルファイドが行うなど、友好関係を有している。
 なお、ウェルファイドは1940(昭和15)年設立、資本金は213億円で、2000年3月期の連結売上高は213億円。また三菱東京製薬は1999(平成11)年設立、資本金150億円で、2001年3月期の売上高は約895億円を見込んでいる。