2014年10月01日
東レ、メキシコに樹脂コンパウンド拠点を新設
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:東レ

東レは1日、メキシコで樹脂コンパウンド事業を展開するため、米国子会社Toray Resin Co(TREC)と共同で新会社Toray Resin Mexico(TRMX)を設立すると発表した。

新会社(TRMX)は本社をメキシコのハリスコ州エルサルトに設置。2014年10月設立の予定。
資本金7百万米ドルで、TRECが75%、東レが25%出資する。
日系エンプラメーカーとしてメキシコ初の樹脂コンパウンド生産拠点となる。
TRMXは、東レが今年100%子会社化したラージトウ炭素繊維の世界最大のメーカー、Zoltek Companies社のメキシコ工場内に年産1万トンのナイロン及びPBT樹脂コンパウンド設備を導入し、2015年2月からの稼働を目指す。

これにより、東レグループの米州での樹脂コンパウンド生産能力は、既存のTRECインディアナ工場と合わせて年産3万4000トンに拡大する。
TRMXの設立により、東レグループはコンパウンド生産拠点を日本、中国、タイ、マレーシア、インドネシア、韓国(2015年度稼働予定)、米国、メキシコの8カ国、11カ所に持つことになる。同社は樹脂コンパウンド事業を中核事業と位置づけ、引き続きグローバル展開をめざす。