2014年10月03日 | |
昭電、世界最大容量 3.5インチHDの量産開始 | |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:昭和電工 |
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昭和電工は3日、同社のハードディスクが世界最大容量(8テラバイト)のハードディスクドライブ(HDD)に採用されたと発表した。同社が2005年、世界に先駆けて生産・販売した垂直磁気記録方式による3.5インチハードディスクの第7世代製品が大手ドライブメーカーに採用された。 HDDはパソコンやDVDレコーダーなど、デジタルデータの記録に広く使用されているが、今後、クラウド化の進展などに伴いさらに需要の増加が見込まれている。 HDDの主要構成部品には、データの書き込み・読み出しに使用される ヘッド、ヘッドの位置決めなどに使用されるモーター、データを記録するメディアがあり、メディアは年率3%前後の成長が期待されている。 昭電は、世界最大のメディア専業メーカーで、世界の約4分の1のシェアを有する。 同社は新中計でハードディスク事業と黒鉛電極事業を成長戦略の両翼にかかげた。引き続き世界最大のハドディスク外販メーカーとして、大記録容量ディスクの安定供給体制構築を図っていく方針だ。 <用語の解説> ■垂直磁気記録方式とは:ハードディスク記録容量の大幅な拡大を可能にする技術。従来の面内記録方式がディスク面に水平に磁気を記録するのに対し、垂直磁気記録方式は縦方向に記録するため、記録密度を大幅に高めることが可能となる。 ■テラバイト(TB):情報量の単位の一つ。1テラバイト=1兆990億バイト。2.1テラバイト=1000ギガバイト。 ニュースリリース http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1412313567.pdf |