2014年10月06日 |
積化成、炭素繊維と複合の耐熱樹脂発泡体開発 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:積水化成品 |
積水化成品工業は6日、炭素繊維強化プラスチックス(CFRP)と高温・高圧下でハイサイクル複合化(一体成形)可能な特殊ポリエステル系耐熱樹脂発泡体を開発したと発表した。近くサンプルワークを開始し、2015年度から本格販売に入る。 ビーズ発泡体とシート発泡体の2種類を開発。耐熱温度180℃と高く、これまでのアクリル系樹脂発泡体(同社製品「フォーマックHR」)の150℃を上回る。 特長は、 (1)高い耐熱性と寸法安定性(180℃で10/1000 以下の寸法収縮率) (2)成形性に優れ、切削加工も容易 (3)型内成形なので、成形時の材料ロスが軽減可能で、コストダウンに寄与 (4)CFRPの空間層に注入することで、高温・高圧下での同時成形が可能 (シート発泡体の場合は、サンドイッチ構造でより薄い複合体での同時成形が可能)、など。 今後、自動車分野をはじめ、産業用ロボット、先端医療機器、高周波対応アンテナ、レーダードームなどの分野に向けて販売展開する方針。 ニュースリリース http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1412571265.pdf |