2014年10月08日
古川NEDO理事長、3氏のノーベル物理学賞受賞でお祝い談話
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新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の古川一夫理事長は、天野浩名古屋大学教授のノーベル物理学賞受賞を祝う談話を発表した。談話は次の通り。

名城大学赤崎勇教授、名古屋大学天野浩教授、米国カリフォルニア大学サンタバーバラ校中村修二教授のノーベル物理学賞のご受賞を心よりお祝い申し上げます。青色発光ダイオードを発明された赤崎教授、天野教授と、量産化への道筋を開いた中村教授のこれまでの多大なご尽力について改めて敬意を表します。

NEDOは、今回受賞の契機となった青色発光ダイオードの成果を活用し、LED照明等のプロジェクトを通じて実用化を支援してきた。とくに天野教授にはプロジェクトリーダーとして、LEDの基板となる窒化ガリウム(GaN)結晶ついて、均一性が高く、高品質な結晶成長技術の確立に尽力いただいた。現在、この成果は、更なるLED照明の高輝度、高演色を実現するGaN基板の開発や、さらに次世代のパワー半導体としての適用も見据えた高耐圧GaN基板の開発につながっている。

また、NEDOが進めている革新的超高効率太陽電池の開発においても、天野教授が開発したGaN結晶成長技術が活かされている。赤崎教授、天野教授、中村教授3氏の受賞を心からお祝いするとともに、NEDOとしても引き続き、本分野の技術開発や実用化に向けて貢献してまいります。