2014年10月15日
出光興産、ノルウェー領バレンツ海 試掘に成功
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:出光興産

出光興産は15日、ノルウェー現地法人出光ペトロリアムノルゲ社を通じて30%の権益を保有する探鉱鉱区を試掘した結果、油・ガスの集積を発見したと発表した。

試掘に成功したのはPL609鉱区の「アルタ」構造。バレンツ海中西部に位置しており、離岸距離約190キロメートル、水深約390メートル。同社が2013年と2014年に油を確認したウィスティング・セントラル構造およびハンセン構造に近く、バレンツ海で3番目の発見となる。

試掘井では海面下約2,200メートルまで掘削し、厚さ10メートルのガスと45メートルの油の集積を確認した。
また、試油・試ガステストにより最大約3,300バレル/日の油と約49,000リューベ/日のガスの産出を確認した。
推定可採埋蔵量は120~421百万バレル。

同鉱区の権益比率は出光ペトロリアムノルゲ 30%、ルンディン(オペレーター)40%、RWE Dea 30%。