2014年10月15日 |
亀高VEC副会長「調整局面 一段落」 |
【カテゴリー】:実績/統計 【関連企業・団体】:塩ビ工業・環境協会 |
塩ビ工業・環境協会(VEC)の亀高真一郎副会長(カネカ取締役常務執行役員)は15日の定例記者会見で、消費増税に伴う駆け込み需要の反動について「塩ビ樹脂の国内出荷は、ようやく前年比プラスに転じ、これまでの調整局面は終わったと判断している」と語った。しかし、「調整局面が終わったのは、官公需関連が中心であり、住宅分野など民需関連には波及していない」と指摘、「10月以降に期待したい」と強調した。 VECが15日発表した塩化ビニル樹脂(PVC)と塩化ビニル樹脂モノマー(VCM)の9月の生産出荷実績によると、9月のPVC生産は11万1444トン、前年同月比9.4%減で3カ月ぶりに前年割れ。 国内出荷は9万5988トン、同1.5%増で5カ月ぶりに前年比プラスに転じた。 内訳は、パイプなど主力の硬質用が5万5452トン、同0.2%減で5カ月連続の前年割れとなり、軟質用が2万1833トン、同2.1%増、電線・その他用が1万8703トン、同1.5%増で、いずれも5カ月ぶりのプラス。 輸出は2万6938トン、同6.6%減、出荷総計が12万2926トン、同0.4%減となった。 一方、VCMの生産は17万1130トン、同2.7%減で3カ月ぶりに前年割れとなった。国内出荷は12万1706トン、同7.6%減となった。輸出は6万1833トン、同74.2%増で6カ月連続のプラス、出荷総計は18万3539トン、同9.8%増で6カ月連続のプラスとなった。 ニュースリリース参照 塩ビ樹脂 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1413354427.xls 塩ビモノマー http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1413354427.xls |