2014年10月16日
バイエルと京大、創薬研究候補の探索で提携
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:バイエル

独バイエルと京都大学は16日記者会見し、バイエルヘルスケアと京都大学産官学連携本部がバイエルの研究注力疾患分野(循環器、腫瘍、血液、婦人科、眼科など)において、共同で創薬研究候補主題を探索する2年間の提携契約を締結したと発表した。

今回の提携契約は、京大の研究や産学連携活動をさらに活性化するとともに、京大の高いアンメット・メディカル・ニーズに関連する広範囲の研究領域(医学・薬学・生命科学・農学・理学・工学研究科及び多数の研究所・研究センター)における革新的なアプローチを共同で活用し、バイエルの創薬や開発の専門性と組み合わせることを目的にした戦略的研究提携に向けての第一歩になる。

今回の提携では、日本のバイエル薬品の新組織オープンイノベーションセンター(ICJ)が日本における契約の推進役・窓口となり、京大は産官学連携本部が推進役・窓口となる。

京大産官学連携本部と年間3-4回にわたり共同会議「アゴラバイエル」を開催し、京大の著名な研究者や最新の研究実績をバイエルに紹介する。「アゴラバイエル」の結果、京大の研究者とバイエルがライセンス契約や共同研究契約に向けた詳細な検討が進んだ場合、京大産官学連携本部が仲介役として調整を行う。
また、京大産官学連携本部とバイエルは、運営委員会を隔月に開催し、進捗や成果を議論する。