2014年10月17日 |
14年のPS国内出荷予想、前年比微増の63・7万トン |
【カテゴリー】:実績/統計 【関連企業・団体】:日本スチレン工業会 |
日本スチレン工業会は17日、定例プレス懇談会を開いた。、会長代理で出席した同工業会の樋口裕理事(東洋スチレン執行役員)はポリスチレン(PS)の2014年国内出荷見通しについて、「1-9月合計は5%増だが、年間ベースでも63万7000トン(前年比1.1%増)と、若干前年を上回りそうだ」との見通しを明らかにした。 その理由として、「安値輸入品が5万6000トン(前年は6万8000トン)に減少するうえ、フォームスチレン(FS)用と雑貨・産業用の出荷が増加する見通し」であること、また、ユーザー産業の海外移転に伴い減少していた電機・工業用出荷に「歯止めがかかりつつある」ことなどを挙げた。 同工業会が17日に発表した9月の生産・出荷実績によると、PSは生産が5万6151トン(前年同月比8%減)で2カ月連続の前年割れ。国内出荷は5万6442トン(3%増)で2カ月ぶりプラスに転じた。 このうち主力の包装用は2万4594トン(2%減)で2カ月連続の前年割れ、雑貨・産業用は8107トン(28%増)、電機・工業用は7394トン(5%増)だった。輸出は2211トン(5%減)で、出荷計は5万8653トン(2%増)で2カ月ぶり前年比プラスに転じた。在庫は、6万2932トン(4%減)となり、在庫水準は前月の1.4カ月分から1.1カ月分に減少して「適正水準になった」(樋口理事)。 一方、スチレンモノマー(SM)は生産16万4762トン(16%減)、4カ月連続の前年割れとなった。 国内出荷は10万5548トン(6%減)で2カ月連続、輸出は7万3714トン(8%減)で4カ月連続の前年割れとなった。出荷計は17万9262トン(13%減)で4カ月連続の前年比マイナス。 ニュースリリース http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1413527993.pdf |