2014年10月21日
昭和電工、不飽和ポリなど複合材料・樹脂値上げ
【カテゴリー】:市況
【関連企業・団体】:昭和電工

昭和電工は21日、不飽和ポリエステル樹脂など複合材料用原料樹脂および複合材料の販売価格を引き上げると発表した。11月4日出荷分から実施することで需要家との交渉を開始した。

<対象品目(商品名)と値上げ幅>

【複合材料用原料樹脂】
・不飽和ポリエステル樹脂「リゴラック」26円/kg
・ビニルエステル樹脂「リポキシ」スチレン系 29円/kg
・ビニルエステル樹脂「リポキシ」非スチレン系 29円/kg
【複合材料】
・「リゴラック SMC」17円/kg
・{リゴラック BMC」15円/kg

主原料価格の上昇や燃料費高等によるユーティリティコスト、運送費の上昇は自助努力のみでの吸収が困難と判断した。


<用語の解説>
■SMC (Sheet Molding Compound) : 不飽和ポリエステル樹脂にガラス繊維や各種添加剤を配合した板状の複合材料。バスタブなどの住宅設備に成形される。
■ BMC (Bulk Molding Compound):塊状の複合材料。成形されて自動車のランプリフレクターやハイブリッドカーで使われるモーター内部の封止材等に使われる。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1413870304.pdf