2014年10月22日
三井化学、超高精密フッ素系新材料・23日発表
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:三井化学

三井化学は22日、超高精細なナノインプリントを実現する材料「FROMP」を開発、京都市で開催中の「第13回ナノインプリント・ナノプリント技術国際会議」で紹介する、と発表した。

ナノインプリントとは、ナノサイズのパターンを転写により成形するための型で、高精細化に伴い、半導体や光デバイスなどのへの応用も期待されている。

三井化学は23日午後4時から、ANAクラウンプラザホテル京都(京都市中京区)の会場で発表を行う。

テーマは「ナノインプリント材料に適したフッ素系開発材料 FROMP」で、独自の触媒技術を生かして、ナノインプリントのレプリカモールドに最適な仕様となるように分子構造を設計した。

以下のような特徴を持つ。
・ 優れた透明性、耐光性 : UV硬化型の材料に用いることが可能になる。
・ 易離形性 : 様々な材料からの離形が容易で、幅広い材料の型に用いることができる。
・ 硬化時の収縮なし : マザーモールドのパターンを、正確にレプリカモールドへ転写する。
・ L&S(ライン&スペース)40nm : パターン精度が保てるサイズで、超高精細を達成。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1413962931.pdf